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【村上隆 もののけ 京都】 子どもと現代美術に触れる 

芸術ってすげーと思える体験

うちの子どもたちに、現代美術は楽しめるのだろうか?と疑問に思いながら

「村上隆 もののけ 京都」京都市京セラ美術館

行ってきました!

子連れなので、なるべく混んでいない平日に行きましたが

やっぱり人気の村上隆さんの個展なので、平日といえど、人は多かったです!

久しぶりの美術館にドキドキしながら、いざ!京都市京セラ美術館へ 

目次

子どもたち(7歳と4歳)は、果たして美術館を楽しめるのか?

「美術館に行くよ。」って、子どもたちに言っても

「え?行きたくない。」って言われそうだったので笑。

公式ページで公開されていたジュニアガイドを印刷して渡しました。

村上隆 ジュニアガイド
筆者撮影:村上隆 もののけ 京都 ジュニアガイド

個展に行く1ヶ月前から

「ママは、今回の個展にずっと行きたかったの。

だから本当に楽しみなんだ〜。見て〜面白そうでしょ〜!」

って言い続けてました。(わたしの楽しみを子どもに刷り込む目的)

事前に図録も予約購入して、わたしだけ熟読。

村上隆 図録
筆者撮影:村上隆 もののけ 京都 図録

そして当日。

意外にノリノリな子どもたち。

美術館は走り回らない!

静かにする!

作品に触れない!!

というミッションを子どもに与えなければいけないので

なかなか気を遣いますが、

夫と協力して子どもを見張りながらも十分楽しめました。

村上隆 個展 入り口
筆者撮影:村上隆 もののけ 京都 入り口

村上隆さんの作品は、

色使いも可愛い作品が多いので、子どもウケがすごく良かったです。

絵の中に、もののけを見つけたり

作品をまじまじと観察したりと

飽きずに楽しめたようでした。

途中、

六角堂と四神(青龍、朱雀、白虎、玄武)が飾られている部屋は薄暗い部屋でしたが

大きな絵が浮かび上がって見えて、作品の力強さに感動しました。

四神
筆者撮影:村上隆 もののけ 京都 (編集Canva)

いや。本当カッコ良すぎ。

以前のわたしなら「四神(しじん)」と聞いてもピンときませんでしたが

子どもと一緒にジュニアガイドも読んだし、図録も読んで予習はバッチリだったので、

感動もより一層深くなりました。

四神とは?

各方面の守護神のことを四神と呼びます。

中国から伝わる風水の考え方で、四神相応の地は理想的な地形配置とされています。

東は青龍の川、南に朱雀の海・平地、西に白虎の道、北に玄武の山・丘がある土地です。

京都は四神相応の地とされ、平安京が創建されました。

ジュニアガイド 四神
村上隆 もののけ 京都 ジュニアガイドより

美術作品を通して、こういう知識が得られるのも

無知なわたしにとっては、本当にありがたいです。

子どもたちにも、四神についてジュニアガイドを一緒に見ながら話しましたが、

多分、あんまり理解はしていなさそう😆笑

まぁ、ジュニアガイドを見ているときより

実際に作品を見たときの方が、子どもたちの反応はかなり良かったので、

少しでも記憶に残ってくれればと願うばかりです笑

独身時代に「芸術ってすげーーーー!」って思えた体験。

そもそもなんで村上隆さんの個展に行きたかったかというと、

独身時代、

六本木の森美術館で行われた「五百羅漢図展」を

仕事終わりに1人で見に行ったことがありました。

五百羅漢図展
筆者スクショ:村上隆 五百羅漢図展 公式ページより

その時、人生で初めて

「この空間の中で過ごす、この時間は贅沢だな」と感じました。

それくらい、なんとも言い表せない高揚感があって

芸術ってすげーーーー!って思ったことが強く印象に残っています。

正直、五百羅漢図展に行くまでは

村上隆さんのことよく分かっていなくて・・・

「おはなの絵をたくさん描いてるおじさん」くらいにしか思っていませんでした←すみません。

村上隆さんの五百羅漢図は

東日本大震災で多額の支援金を出してくれたカタール政府への感謝と

東日本大震災で被災された方々への鎮魂の意味も込めて作成されたそうです。

こういう背景を知ると、より一層作品を鑑賞するときの気持ちが違いますよね。

五百羅漢って聞いても良く分からなかったので、少しまとめました。↓

五百羅漢とは?

仏教の世界で特に有名な500人の仏教の修行者たちのことを指します。

「羅漢(らかん)」は、仏教の教えを深く理解し、悟りを開いた人たちのことです。

この500人の羅漢は仏様のお弟子さんであり、とても強い力を持っていたと言われています。

この話が日本に伝わったのは平安時代。

そして江戸時代以降、各地に五百羅漢の彫像や絵画がつくられて、全国に広がったそうです。

感謝と鎮魂が込められた作品を鑑賞した、あの貴重な時間は

今でもわたしの中で、人生で1番贅沢な時間です。

しかも、平日の夜だったので人が少なくて、じっくり回ることができたのも大きかったと思います。

人生の中で、ひとつでも好きな芸術作品を見つけてもらいたい。

退屈そうな女の子の後ろ姿
イメージ写真:Canvaで作成

私自身、子どもの頃に美術館に連れて行ってもらうことが多かったのですが

正直、本当につまらなくて。笑

興味も出なくて。笑

なんで、あんなに無駄な時間を過ごしてしまったんだろうと

大人になってから思い返してみましたが、

結局

事前情報が全くないまま

ただ作品を眺める時間だったからだと思います。

その作品の情報や知識がないと

大切な時間にできたはずの時間が

ただ無意味に過ぎていく。

もったいなかったな。と本当に思います。

自分の子どもたちには、

人生の中で、ひとつでも好きな芸術作品を見つけてほしいと願っています。

今すぐに役に立たなくても、

記憶の断片に、この経験が残っていてくれたら

いつか、何かに繋がるかもしれない。

村上 隆 DoBくん
筆者撮影:村上隆 もののけ 京都

「知らない」と「知っている」の間には大きな差があるし

「知っている」と「やったことがある」の間にも大きな差があると思います。

人生の中で知っていること。やったことがあることを

子どもと一緒に増やしていきたい!

これからも、定期的に美術館には一緒に行きたいなぁ〜。

村上 隆 子どもたち
筆者撮影:村上隆 もののけ 京都にて 2024年8月

皆さんのおすすめの美術館とか博物館とかがあったら教えてください!

米まり子
親子で経験をより豊かに、考えをより鮮やかに。
小学校2年生と年中の2児のママ35歳
▶自分の考えを話せる子供を育てる
▶知ったかぶりはもうやめる
▶️いくつになっても知ることは楽しい
映えより体験。
せっかく生きているなら、多くの経験と感動を子どもと一緒に体験したい。
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