「手袋を買いに」「ごんぎつね」「おじいさんのランプ」など、
新美南吉の作品を一度は読んだことがある人が多いのではないでしょうか。
先日、息子の読解力アップを目的に購入したドリル、その題材で使用されていたのは新美南吉の「手袋を買いに」でした。

長年、教科書に掲載され続けている作品を数々生み出した新美南吉とは、どんな人だったのか。
今回は親子で愛知県 半田市にある「新美南吉記念館」を訪れました。
調べ学習にもピッタリですし、絵本好きのお子さんも楽しめる場所でしたよ。
自然に馴染む おしゃれな建物
名古屋から車で40分ほど離れた、愛知県半田市に「新美南吉記念館」はあります。
記念館の前に無料駐車場もあるので、小さい子を連れてのお出かけでも安心です。
※例年、「ごんの秋まつり」期間中(9月中旬~10月初旬)は駐車場規制があるので、HPで案内を確認してください。

建物はなだらかな屋根に白い壁、そして周囲を囲む豊かな緑。
自然に溶け込むデザインで、とてもおしゃれな建物です。

観覧料はどのくらい?

展示観覧料:220円(中学生以下無料)
※図書室・喫茶・グッズ販売などの利用のみの人は無料。
半田赤れんが建物との共通観覧券は330円
支払い方法:現金かPaypayでのお支払いが可能です。
※例年、9月中旬~10月初旬にかけて行なわれる「ごんの秋まつり」期間中は、PayPayの利用はできません。

記念館の所要時間は?どれくらいで楽しめる?

さっと回るなら1時間くらいで回れます。
わたしたちは、じっくり回ったので3時間ほど滞在しました。
・映像資料
・新美南吉作品にまつわる資料
・図書室での本の閲覧
見応えのあるコンテンツが充実しています。

カフェも併設されているので、お茶をしながらゆっくり滞在するのもおすすめですよ。
童話の世界に入り込める!子どもが楽しめるコンテンツがたくさん!

館内には、新美南吉の代表作
- 『ごんぎつね』
- 『手袋を買いに』
- 『おじいさんのランプ』
この3作品に関する模型や資料が充実しています。
童話の世界に入り込む

たとえば、『ごんぎつね』に出てくる川の説明、兵十の鉄砲などの展示、
モデルとなった当時の人々の暮らしなどもまとめられています。

『手袋を買いに』の親子の名場面が模型で再現されていたり、
『おじいさんのランプ』に出てくる、ランプが吊るされた木が展示されていたり、
物語の世界がより身近に感じられて、展示の見方がグッと縮まります。
記念館に行く前に、お子さんと一緒に作品を読んでおくのがオススメです!
「これ、あの場面のことだね!」と、子どもも自然に興味をもって楽しめますよ。
新美南吉の人生を知る

作品だけではなく、新美南吉の生き方についても、記念館では詳しく紹介されています。
当時の南吉が綴った日記、人生の転機、教師として働いていた場所など、
一人の作家としての足跡をたどる展示がたくさんあります。

子どもには少し難しく感じるかもしれませんが、
子ども用の解説もあるので、親子で一緒に学ぶことができます。
記念館に行く前に新美南吉の人生をざっくり知っておくのも、オススメですよ。

いくつ見つけられるかな?かわいいキツネがたくさん!

館内にはキツネの置き物がたくさんあります。
お子さんと一緒に探してみるのも楽しいですよね!

フォトスポットもあるので、ぜひかわいいキツネに変身してみてください🎵

缶バッチなどを作れるワークショップもありましたよ。
選ぶのもたのしい!おみやげ🎵

きつねにまつわるグッズが多く、とてもかわいい!!
親子で、来館記念におみやげを選ぶのも楽しいですよね🎵

わたしたちは、ごんぎつねのデザインのてぬぐいと、クッキーを購入しました。
作品の世界に触れ、作者の人生を知る
作品を知ることで、童話の世界が身近になり、
作者の人生を知ることで、感動の深さが変わってきます。

新美南吉の人生にも、辛い経験があり、素敵な思い出がありました。
だからこそ、彼の童話にはやさしさと哀しみが表現されているのかもしれません。
子どもの心にも、大人の心にも響く体験。
「新美南吉記念館」へ親子でお出かけしてみてはいかがでしょうか。

開館時間:午前9時30分 ~ 午後5時30分
休館日:毎週月曜日、毎月第2火曜日
(祝日・振替休日の時は開館し、その次の開館日が休館になります)、年末年始
観覧料:220円(中学生以下無料)
※展示室観覧料なので、図書室・喫茶・グッズ販売などのご利用のみの場合は無料

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